ふすま紙をはがさずに上から貼るなら、初心者でも貼れるんじゃないだろうか?
そんな疑問にお答えすべく、Harokkaのスタッフ(DIY初心者)が実際に貼ってみました。
初心者ならではの失敗も含めて、ぜひお楽しみください!(笑)
今回使用するのは、当店の商品「ふすま用リメイクシール」です。
現状のご紹介&下準備
今回リメイクする襖のご紹介
こちらが今回、ふすま用リメイクシールでリメイクする襖です。
もともとの襖紙は、写真中央の茶色く変色している一枚です。
アイロンで貼り付けるタイプの白い襖紙(数年前にホームセンターで購入)が、重ねて貼ってあります。
もともと貼ってある襖紙をはがす
この白い襖紙の上から、ふすま用リメイクシールを重ねて貼ろうかと思いましたが、ところどころ糊が弱くなって浮いていたので、白い襖紙だけをはがしました。
白い襖紙は数年前に購入して自分で貼ったものですが、結構簡単にはがれました。
ところどころ糊が強い場所があったので、その場合はドライヤーで温めながらゆっくりとはがしました。
白い襖紙を全てはがすと、下から茶色く変色したもともとの襖紙が現れました。
なかなか歴史を感じる、重要文化財のような風合いです。(笑)
本作業スタート
襖紙の上からふすま用リメイクシールを貼る
この茶色く変色したもともとの襖に重ねて、ふすま用リメイクシールを貼っていきます。
襖枠のまわりをなぞって、折り目を付けます。
今回は壁紙施工用の竹べらを使用していますが、スキージでも大丈夫!
しっかり折り目が付いたら、木枠に合わせてカッターでカットしていきます。
さて、この作業の際にひとつご注意いただきたい点がございます!
襖は木製の枠と紙でできているため、経年劣化によって枠自体が歪んでしまっていることが多々あるんです。
そのため、左右を枠にぴったり合わせて上から貼っていくと、下の方で合わなくなったりすることがあるので、枠から少しはみ出すように大きめに余裕を持って貼っていく方が安全です!
今回も最初の一枚を枠に合わせて貼っていったのですが、最後が合わなくなってちょっとだけ貼り直しました。
襖は紙が使われていることが多いので、丁寧にゆっくりはがさないと下地ごとはがれてしまいます。
万が一はがす時は、ゆっくり、ゆっくりです。
後で職人さんに聞いたら「本当は貼る前にしっかり合わせてみるんだよ」と言われました……(苦笑)
失敗から学んで成長できるのも、DIYの楽しさですよね!!
穴が空いている場所を補修
ここまで順調に貼っていきましたが、途中で穴が空いている箇所を見つけてしまいました……。
通常はパテなどで埋めるのですが、今回は手抜きをしてセロテープでふさいじゃえ!(笑)
セロテープで補修をしたら、その上からふすま用リメイクシールを貼っちゃいます。
Harokkaのふすま用リメイクシールは、表面がエンボス(立体)加工されているのでデコボコが目立ちません。
どうでしょう!?
穴の位置が全くわからなくなりました!!
引手の部分を切り抜く
次に、襖の引手(取手)部分をカットしていきます。
襖の引手は簡単に取れるものが多いのですが、我が家の引手はがっつり糊付けされていて外れなかったので、引手の形に切り抜きました。
引手の切り抜き方
① 画像のように対角線上に十字に切ります。
② 引手に合わせてスキージでしっかり貼り付けてから、余分な部分をカッターで切り落として完成です。
カッターで切る時に力を入れすぎて、引手に薄く傷が付いているのはご愛嬌……。
引手に重なっているふすま用リメイクシールだけを切ればいいので、本当はもっと弱い力で大丈夫です。
これも失敗から学びました!(笑)
完成!
ジャジャーン!完成です!!
結構キレイに貼れたと思いませんか!?
悠久の歴史を感じる茶色く変色した襖が、艶やかに咲き乱れる梅の園に生まれ変わりました。
満開の梅の花を見ながら、おうちお花見です!
実際にふすま用リメイクシールをふすまに貼ってみて思ったのですが、大きな壁一面に壁紙を貼るよりも、大きさが決まっている襖にふすま用リメイクシールを貼る方が貼りやすかったです。
襖枠を定規代わりにできるので、余った部分をカットするのも簡単でした。
襖のリメイクは初心者にオススメのDIYです。
是非みなさんもチャレンジしてみてくださいね!!
今回使用したふすま用リメイクシール
今回のふすまリメイクに使用したデザインは、春の訪れを知らせる花「梅」を華やかにあしらった「五色梅」です。
梅は松竹梅にも含まれるように、吉祥のシンボルとして愛されてきた花。
古くから文様や伝統芸術のモチーフとして描かれ、喜びの象徴とされています。
おわりに
Harokkaでは、どんなお部屋にもマッチするシンプルで落ち着いた柄や、ぱっとお部屋が華やぐような大胆な柄、洗練された空間を作り上げるモダンな柄など、たくさんの素敵なデザインを取り揃えております。
たくさんのデザインの中から、ぜひお気に入りの一枚を見つけてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ファッションを楽しむように、和室のアレンジも楽しみたい……。
そんな皆さまの願いの一助となれましたら幸いです。