リメイクシートを使う際に気になることのひとつ「そもそもきれいにはがせるのか?」
ネットなどで調べても、きれいにはがせたという人もいれば、のりがベタベタと残ってしまい、きれいにはがせなかったという失敗談もあり、実際のところはどうなのか気になるところですよね。
皆さん、このIKEAのスツール「KYRRE(シルレ)」を覚えているでしょうか?
このブログで、3年前に座面にリメイクシートを貼ってカスタムしたスツールです。(スツールのリメイク方法はこちら)
あれから早3年……。
毎日スタッフが全体重をかけて座り込んできたので、ご覧の通り隙間なくピッタリと圧着されています。
今回はこのリメイクシートをきれいにはがすことができるのか?さっそく検証していきたいと思います!
そのままはがす場合
まずはなんの下準備もなく、そのままはがしたらどうなるのか検証してみます。
座面とリメイクシートの境目を、シールをはがす要領でちょっとずつはがしていきます。爪を傷めそうなので、気になる方はヘラなどを使ってくださいね。
あれ??思いの外きれいにはがれていきます。
ですが、一度に全部をはがそうとするとしっかり貼り付いているので、ある程度の力が必要です。
淵の部分をはがしたら、写真のようにシートにハサミで何ヶ所か切り込みを入れ、少しずつはがしていくと楽にはがすことができました。
はがし終えた座面はご覧の通り。
ツルツルスベスベで、特にのり残りはありません。
ですが、よ〜く見ると部分的に下地の塗装がはがれていることが分かります。(かなり拡大しているので、気になるほどではありません)
また、はがし終えたシート側はこの通り。
ほんの少し点々とした白い塗装がついています。
ドライヤーで温めてはがす場合
お次はドライヤーでリメイクシートを温めてからはがしてみたいと思います。皆さん火傷しないように気をつけてくださいね〜!
リメイクシートは塩ビ製なので温めることで柔らかくなり、そのままはがす場合と比べて格段に力もいらず、楽にはがせました。先程と違ってハサミで細かな切り込みを入れる必要もなく、一度にスルスルとはがれていきます。
はがし終えた座面自体は先程と同様、ツルツルスベスベ。そのままはがす場合も、温めてはがす場合もほぼ変わりありませんでした。
拡大して見てもこの通り。
こちらは塗装されていない分、何の変化もありません。
のり残り対策・アルコールの場合
今回リメイクシートをはがしたスツール。ホワイトの方は多少塗装がはがれただけでのり残りは全くありませんでしたが、バーチ(木目)の方はコーナーの部分に多少ののり残りがありました↓。
ここからはのりをきれいに拭き取る方法を、2つほど試してみたいと思います。
まずは消毒用のアルコール。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)以降、自宅に常備している方も多いのではないでしょうか。今回はエタノールの濃度が50%のものを使用しました。
これをウエスにつけてのり残り部分を拭いてみます。
複数回ゴシゴシとこすれば、きれいに落ちました!
のり残り対策・シンナーの場合
お次はこちらののり残りをシンナーで試してみたいと思います。
今回はラッカーのうすめ液として販売されているものを使ってみます。
ニオイがきついので、窓を開けて換気をしながら作業してくださいね。
力を入れなくてもめちゃくちゃきれいに落ちます〜₊*̥(∗*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊オォ~
ご覧の通りきれいに落ちました!
ですが、シンナーの場合、塗装されているものに使用すると塗装も落ちてしまいますのでご注意ください。また、この後1週間ほど放置してみましたが、特に木材の変色などもありませんでした。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「リメイクシートはきれいにはがせるのか?」3年後の検証結果をご紹介しました。
リメイクシートがきれいにはがせるかはがせないかは、結論から言うと下地(貼る面)との相性によるところが大きく、それ以外にも日当たりの強さや気温などの外的要因にも左右されます。
今回のスツールは日当たりが強くも弱くもない一般的な屋内に置いていたものですが、この程度の塗装はがれやのり残りであれば、原状回復できたと言っても良いのではないかと思います。
また、古いリメイクシートをはがした後に、新しいリメイクシートを貼ることは全く問題ありませんので、デザインに飽きてしまったり、お部屋のイメージチェンジがしたくなったら、違ったデザインのものに貼り替えるのもおすすめです。
万が一のりが残っても問題ない部分に使用して、上手にリメイクシートとお付き合いくださいね♪