毎日目にするお部屋のドア。
長年使っていると色あせや傷が気になったり、「もうちょっと変化がほしいな…」と感じたりすることはありませんか?
そんなとき、特殊な工具不要でDIY初心者にも手軽にできるのが、シール壁紙を使用したドアリメイクです。
貼るだけでガラリとお部屋の印象が変わるこの方法、シール壁紙を使えば実は簡単!
この記事では、失敗しない貼り方のコツと実際のビフォーアフターまで、Harokkaスタッフが実際に貼ってリメイクした様子を詳しくご紹介していきます。
読み終わるころには、「私も貼ってみたい!」と思っているかも!ぜひ最後までお付き合いください。
Before・現在のドア
こちらが現在のドアの状態です。

Harokkaのオフィスにあるのは、よくある白い合板を使用した量産型のドアで、板ガラスをはめ込んだ小窓がついたタイプのものです。反りや傷などの劣化はさほどありませんが、事務的で少し淋しい印象を受けます。
このドアがどう変わるのか、早速リメイクしていきます〜!
道具と材料を用意する
今回用意した道具と材料はこちらです!

- シール壁紙(お好みのデザインのもの)
- カッター
- ハサミ
- スキージ
- ドライバーセット
- 雑巾
今回は白壁にも馴染みやすい、グレー地のさわやかなリーフ柄壁紙をセレクトしました!道具も特殊なものはなく、どこのご家庭にもあるものではないでしょうか。
ドアの表面を掃除する
まずは毎度おなじみ、シートを貼る前に行う面板のお掃除です!

真っ白に見えて意外と汚れていたこともあり、今回はしっかりと水拭きをしてから、乾拭きをして仕上げました。
汚れがひどい場合には、洗剤を使用するなどしてしっかり汚れを落とすことをおすすめします。洗剤を使用した際は、成分が残らないよう、仕上げの水拭きも忘れずに!
ドアのレバーハンドル(ノブ)を外す
お次はドアのレバーハンドルを外していきます。
初めて行うときはドキドキするかもしれませんが、実はドライバー1本でとっても簡単にできちゃいます!
まずはレバーハンドルについたネジを外します。

ネジを外して手前に引くと、写真のようにハンドルが外れます。

次に、切欠き(きりかき)と呼ばれる溝にマイナスドライバーを差し込み、テコの原理で座カバーを外します。

座カバーを外すと、中から樹脂座と呼ばれるプラスチック製のカバーが出てくるので、そのネジも外します。

樹脂座のネジが外れたら、反対側からもう一方のレバーハンドルを引き抜きます。

最後に残った座カバーを引き抜けば、レバーハンドルの取り外しができました!

レバーハンドルの外し方・取り付け方は、メーカーにより多少異なりますので、念の為メーカーの公式サイト等をご確認ください(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
ドアを留めている蝶番のネジ外す(この工程はなくてもOK)
次にドアを支えているネジを外していきます。一見難しそうに思えるかもしれませんが、蝶番部分はネジで留まっているだけなので、やってみると意外と簡単に取り外しができます。

ですが、一人で作業をする場合や、ドアそのものが重く外すことに抵抗がある場合などは、この工程は行わず、そのままシール壁紙を貼っていってもOKです!決して無理をせず、簡単にできると思う方を選択してくださいね。
ドアが完全に取り外せたら、お部屋の広い場所に寝かせた状態で作業をすると、この後の工程がとても楽にできます。

ちなみに床に寝かせて作業をする場合、硬い床の上で膝立ちで作業をすると膝を痛めますので、座布団などを敷いて作業すると安心ですよ〜。
取り外したドアにシール壁紙を貼っていく
いよいよドアの表面にシール壁紙を貼っていきます!
まずはシール壁紙のはくり紙を折り返し、粘着部分を10cm程度むき出しにしておきます。

ドアの上で位置を合わせたら、シール部分を貼り付けます。
写真のようにドアより一回り大きめのシール壁紙を用意しておくと、曲がったりズレたりしても安心です。

ドアの中心から外側に向かって、スキージで空気を逃がすようにしっかりと圧着してください。

もし空気が入ってしまったら、空気が入っている位置まで壁紙をゆっくりはがして空気を抜きます。
ドアにある窓の部分の処理
今回リメイクしたドアには、縦長の板ガラスがはめ込まれた窓があります。ここからは、窓部分の壁紙の処理をしていきたいと思います!
まずは窓の上部分に突き当たったら、スキージのプラスチック側を使って位置確認を行います。

次に、窓枠の外側より1〜2cm程度内側にカッターで切り込みを入れます。

同様に窓枠の外側コーナーに向かって、斜めに切り込みを入れます。切りすぎないように注意しながら、少しづつ切ってくださいね。

切り込んだ部分の壁紙をめくり上げたら、スキージの角を使ってドアと窓枠の境目をしっかりとなぞり、跡をつけます。

ドアと窓枠の境目に沿ってカッターの刃を入れ、不要な壁紙を切り落とします。

カッターの切れ味が悪いと、仕上がりが綺麗にならなかったり、思わぬ怪我の原因になることがありますので、作業前には刃を新品にしておくと安心です。
これで窓の上部分の処理が終わったので、さらにドア全面に壁紙貼りを進めていきます。

窓の下部分まで壁紙が貼れたら、再度貼る作業をストップして、窓枠の左右の処理に移ります。
まずは窓の中心部分に上からカッターの刃を入れ、窓枠の下部分まで切り開きます。カッターの刃を入れすぎて、板ガラスを傷つけないようご注意ください。

下まで切れたら、先程と同じく窓枠のコーナー部分に向かって斜めに切り込みを入れ、余分な壁紙をめくりあげます。

ここからは先程と同様、ドアと窓枠の境目をスキージの角でこすって跡をつけ、カッターの刃を入れて不要な壁紙を切り落とします。

シール壁紙の粘着部分を上の写真のように少し内側に折り返して、持ち手を作ると指に貼り付かず、楽に作業が進められます。
窓の下部分も同様の作業を繰り返したら、ご覧のように窓部分がきれいに切り抜けました〜!

これで窓部分の処理は完了ですので、残りのシール壁紙をドア全面に貼っていきます。

ドアの下まで全部貼れたら、壁紙を3cm程度余分に残して、不要な部分はハサミで切り取っておきます。

最後にドア全面にしっかりと壁紙が貼れていることを確認したら、貼りの工程は全て終了です!
はみ出した壁紙をカットする
ここからはドアの四方にはみ出した、余分な壁紙を切り落としていきます。
まずはドアの境目をスキージでこすって角を出します。この工程は指を使ってぎゅっぎゅっと押さえても大丈夫です!

次にカッターで切り込みを入れ、ドアの側面に沿ってカッターの刃を滑らせれば、真っ直ぐきれいに切ることができます。

蝶番部分とレバーハンドル部分の処理
ここで蝶番部分とレバーハンドル部分の処理もご紹介します。
蝶番の部分はドアが少し内側に欠けているので、最初に切り落としておくことできれいに仕上げることができます。
まずは指で触って蝶番の位置を確認したら、写真のように切り込みを入れドア側面に沿って切り取ります。

ご覧のようにきれいに切り抜けました。

次にレバーハンドル部分ですが、こちらも上から触ると位置が確認できると思います。今回のレバーハンドル部分は∞型なので、十字の切り込みを2ヵ所に入れ、縁に沿って余分な壁紙を取り除きます。

それぞれの処理が終わったら、いよいよドア面板のリメイクが完成しました〜!

きれいに貼れているのではないでしょうか〜!後は取り付けをするのみです!
ドアを取り付け直す
ここからはドアを取り付け直す作業に入ります。ドアを外さずに壁紙を貼った方は、この工程は不要なので飛ばしてください。
再度、蝶番部分にネジを留め直してドアを固定します。

一度に全てのネジを固定せず、上下とも対角線上に仮止めしながら進めると、きれいに仕上げることができます。
ドアのレバーハンドル(ノブ)を再度取り付ける
いよいよ最終段階。レバーハンドルを元通りに戻していきます。
先程と逆の順番になるよう、座カバーをはめていきます。

レバーハンドルを奥までしっかりと差し込みます。

反対側の樹脂座、座カバー、レバーハンドルを差し込み、しっかりとネジ留めします。

これで全工程が終了しました!
After・シール壁紙を使ったドアリメイクの完成!
レバーハンドルが問題なく機能していることを確認したら、ドアリメイクの完成です〜!!

いかがでしょうか?どこか淋しい印象だった量産型ドアが、北欧風の優しい雰囲気のドアに生まれ変わりました!
空間のいいアクセントになったのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
量産型の殺風景なドアもシール壁紙を使えば、全く違った雰囲気のドアに生まれ変わらせることができます。貼るだけの簡単DIYなので、初めての方でも気軽にチャレンジできる点が魅力です。
ペンキでのリメイクと違って、
- 養生などの事前準備が不要
- お部屋を汚す心配がない
- 後片付けも楽ちん
- 道具も最小限でOK!
と、初心者にやさしいメリットがたくさん。
「なんだか面倒そう…」と思っていた方も、ぜひこの記事をきっかけに、ドアリメイクに挑戦してみてください。
お気に入りの壁紙で、自分だけの素敵な空間づくりを楽しんでみてくださいね!
今回使用したシール壁紙はこちらから